2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問34 (ユニットD 問6)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)前期 問34(ユニットD 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

配管及び配管附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 私道内の車両通路では、給水管の埋設深さを600mm以上とする。
  • 冷媒管は、配管完了後、冷媒の充填を行う前に気密試験及び真空脱気を行う。
  • 通気管は、排水横枝管の上部から、垂直ないし45°以内の角度で取り出す。
  • 飲料用給水タンクに設ける間接排水管の排水口空間は、最小100mmとする。

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この過去問の解説 (2件)

01

配管及び配管附属品の施工に関する問題です。

選択肢1. 私道内の車両通路では、給水管の埋設深さを600mm以上とする。

問題文の内容通りです

 

「建設省道政発第32号・道国発第5号(電線、水管、ガス管又は下水道管を道路の地下に設ける場合における埋設の深さ等について)」

【 水管またはガス管の頂部と路面との距離は、管を施設する道路の舗装の厚さに 0.3 m加えた値以下とはしません。値が 0.6 mに満たない場合は、0.6 m(600 mm)以下としません

なお、管を歩道の地下に設置するときは、頂部と路面との距離は 0.5 m以下としない。

切り下げ部があるときは、路面と管の頂部との距離が 0.5 m以下のときは、水管やガス管の施設者に、切り下げ部の地下に設ける水管やガス管は、あらかじめ十分な強度を有する管路を使用するとき以外は、必要な防護措置を講じさせます。 】

選択肢2. 冷媒管は、配管完了後、冷媒の充填を行う前に気密試験及び真空脱気を行う。

問題文の内容通りです

 

冷媒配管は、配管完了後に気密試験を行い、その後真空脱気してから、冷媒の充塡作業を行います。

選択肢3. 通気管は、排水横枝管の上部から、垂直ないし45°以内の角度で取り出す。

問題文の内容通りです

 

通気管は、横走する排水管上部から、垂直または45度より急な角度で取り出します。

選択肢4. 飲料用給水タンクに設ける間接排水管の排水口空間は、最小100mmとする。

飲料用給水タンクに設ける間接排水管の排水口空間は、最小150mmとする

 

間接排水管は、水受器や他のあふれ縁より排水管径の2倍以上の空間(排水口空間)を保持して、開口します。水が飛散し支障があるときは、それに適応した防護対策を取ります。

 

排水口空間距離は次のように決まっています。

ただし、飲料用貯水タンクなどの間接排水管の排水口空間は、最小 150 mmとします

間接排水管の管径 [mm]排水口空間 [mm]
25 以下最小 50
20~50最小 100
65 以上最小 150

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02

配管及び配管附属品の施工に関する記述のうち適当でないものを選択する問題です。

選択肢1. 私道内の車両通路では、給水管の埋設深さを600mm以上とする。

正しいです。

給水管の埋設深さは、私道で車両道路では600mm以上、公道であれば1200mm以上、それ以外では300mm以上です。

選択肢2. 冷媒管は、配管完了後、冷媒の充填を行う前に気密試験及び真空脱気を行う。

正しいです。

冷媒管は配管完了後に、気密試験にて漏れがないことを確認し、真空脱気で空気と水を抜いてから、冷媒の充填を行います。

選択肢3. 通気管は、排水横枝管の上部から、垂直ないし45°以内の角度で取り出す。

正しいです。

通気管に排水が入るのを防ぐために、垂直もしくは垂直から45°以内の角度で取り出します。

選択肢4. 飲料用給水タンクに設ける間接排水管の排水口空間は、最小100mmとする。

誤りです。よってこの選択肢が正解となります。

飲料用給水タンクに設ける間接排水管の排水口空間は、150mm以上にする必要があります。

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