2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問44 (ユニットE 問6)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)前期 問44(ユニットE 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

請負契約書に記載しなければならない事項に関する記述のうち、「建設業法」上、定められていないものはどれか。
  • 請負代金の額
  • 工事着手の時期及び工事完成の時期
  • 工事の施工により第三者が損害を受けた場合における賠償金の負担に関する定め
  • 下請契約を行うときは、下請負人の名称

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この過去問の解説 (2件)

01

冒頭

「建設業法」上の、請負契約書に記載しなければならない事項に関する問題です。

 

「建設業法第19条」

【 建設工事の請負契約当事者は、契約の締結に際し、次の事項を書面に記載し、署名・記名・押印をして相互に交付します。

1) 工事内容

2) 請負代金額

3) 工事着手時期と工事完成時期

4) 工事施工のない日と時間帯と内容

5) 請負代金の全部か一部の前金払、出来形部分に対する支払の時期と方法

6) 当事者一方からの設計変更や工事着手延期、または工事の全部か一部の中止の申出時の、工期変更、請負代金額変更による損害負担と額の算定方法の定め

7) 天災・不可抗力による工期変更、損害負担と額の算定方法の定め

8) 価格変動や変更による工事内容変更、請負代金額の変更と額の算定方法の定め

9) 工事施工で起こる第三者の損害賠償金の負担の定め

10) 注文者による工事使用資材の提供、建設機械の貸与の時の内容と方法の定め

11) 注文者の工事全部か一部の完成検査の時期と方法と引渡し時期

12) 工事完成後の請負代金の支払時期と方法

13) 工事目的物の種類・品質が契約内容に適合しないときの、不適合担保責任と責任履行を講ずる保証保険契約の締結と他の措置の定めと内容

14) 各当事者の履行遅滞や債務の不履行時の、遅延利息、違約金、損害金

15) 契約に対する紛争解決方法

16) その他省令の規定事項 】

選択肢1. 請負代金の額

請負契約書に記載事項です。(冒頭解説 2))

選択肢2. 工事着手の時期及び工事完成の時期

請負契約書に記載事項です。(冒頭解説 3))

選択肢3. 工事の施工により第三者が損害を受けた場合における賠償金の負担に関する定め

請負契約書に記載事項です。(冒頭解説 9))

選択肢4. 下請契約を行うときは、下請負人の名称

請負契約書に記載事項ではありません

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02

請負契約書に記載しなければならない事項に関する記述のうち、「建設業法」上、定められていないものを選択する問題です。

 

建設業法第19条で定められている請負契約書の記載事項は以下のとおりです。

(1)工事内容

(2)請負代金の額

(3)工事着手の時期及び工事完成の時期

(4)請負代金の全部又は一部の前金払又は出来形部分に対する支払の定めをするときは、その支払の時期及び方法

(5)工期の変更、請負代金の額の変更又は損害の負担及びそれらの額の算定方法に関する定め

(6)天災その他不可抗力による工期の変更又は損害の負担及びその額の算定方法に関する定め

(7)価格等の変動若しくは変更に基づく請負代金の額又は工事内容の変更

(8)工事の施工により第三者が損害を受けた場合における賠償金の負担に関する定め

(9)注文者が工事に使用する資材を提供し、又は建設機械その他の機械を貸与するときは、その内容及び方法に関する定め

(10)検査の時期及び方法並びに引渡しの時期

(11)工事完成後における請負代金の支払の時期及び方法

(12)工事の目的物が種類又は品質に関して契約の内容に適合しない場合におけるその不適合を担保すべき責任又は当該責任の履行に関して講ずべき保証保険契約の締結その他の措置に関する定めをするときは、その内容

(13)各当事者の履行の遅滞その他債務の不履行の場合における遅延利息、違約金その他の損害金

(14)契約に関する紛争の解決方法

選択肢1. 請負代金の額

正しいです。

冒頭の説明の(2)に該当します。

選択肢2. 工事着手の時期及び工事完成の時期

正しいです。

冒頭の説明の(3)に該当します。

選択肢3. 工事の施工により第三者が損害を受けた場合における賠償金の負担に関する定め

正しいです。

冒頭の説明の(8)に該当します。

選択肢4. 下請契約を行うときは、下請負人の名称

誤りです。よってこの選択肢が正解となります。

下請負人の名称は記載事項として定められていません。

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