2級管工事施工管理技士 過去問
平成30年度(2018年)前期
問25 (ユニットC 問25)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成30年度(2018年)前期 問25(ユニットC 問25) (訂正依頼・報告はこちら)

保温材に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ロックウール保温材の最高使用温度は、グラスウール保温材より高い。
  • グラスウール保温板は、その密度により区分されている。
  • ポリスチレンフォーム保温材は、蒸気管には使用できない。
  • ポリエチレンフォーム保温筒は、吸湿性が高い。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4
 
問題.4 間違い ポリエチレンフォーム保温筒は、吸湿性が高い。⇒ポリエチレンフォーム保温筒は、独立気泡構造のため、吸水・吸湿がほとんどないが正しい。

解説として、ポリスチレンフォームの問題は、よく出題されている。ポリスチレンフォーム保温材は、耐熱性の面から、主に保冷用として使われるなどの問題もよく出題されています。覚えておきましょう。

問題.1 設問は正しい。

問題.2 設問は正しい。

問題.3 設問は正しい。⇒その通り

補足として、ポリスチレンフォーム保温材は、難燃性ではあるが、熱に強くない、最高使用温度は80℃程度なので蒸気配管には使用できません。

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02

保温材に関して該当しないものを選択する問題です。

1.ロックウール保温材の最高使用温度は、グラスウール保温材より高いです。

 防火区画貫通箇所ではロックウール詰めが使用されます。 

2.グラスウール保温板は、

 10Kや48K等、密度によって区分されています。

3.ポリスチレンフォーム保温材は、

 耐熱温度は80~90程度です。

 180℃近くまで上がる蒸気管には使用できません。

4.ポリエチレンフォーム保温材は、

 防湿性が高いことで知られています。

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03

保温材に関する問題です。

選択肢1. ロックウール保温材の最高使用温度は、グラスウール保温材より高い。

問題文の内容通りです

 

ロックウール保温材の使用温度上限は、600℃です。

ロックウール保温材フェルトの使用温度上限は、400℃です。

グラスウール保温材の使用温度上限は、350℃です。

選択肢2. グラスウール保温板は、その密度により区分されている。

問題文の内容通りです

 

グラスウール

密度

[kg/m3]

熱伝導率

[W/(m・K)]

熱間収縮温度

[℃]

保温板24K240.049以下250以上
32K320.056以下300以上
40K400.044以下350以上
48K480.043以下350以上
64K640.042以下400以上
80K80
96K96

選択肢3. ポリスチレンフォーム保温材は、蒸気管には使用できない。

問題文の内容通りです

 

ポリスチレンフォーム保温材は、熱伝導率が0.028~0.043 [W/(m・K)]で、75~80℃くらいで燃焼します。

熱に弱いため、防露・保冷用として使用されます。

選択肢4. ポリエチレンフォーム保温筒は、吸湿性が高い。

ポリエチレンフォーム保温筒は、吸湿性が低い

 

ポリエチレンフォーム保温筒は、独立気泡構造を持っているため、給水・吸湿がほとんどなく、水分による断熱性能低下が大きくありません。

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