2級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)前期
問27 (ユニットC 問4)
問題文
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和5年度(2023年)前期 問27(ユニットC 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- シーリングディフューザーは、誘引作用が大きく、気流拡散に優れている。
- ユニバーサル形吹出口は、羽根が垂直のV形、水平のH形、垂直・水平のVH形等がある。
- ノズル形吹出口は気流の到達距離が長く、大空間の壁面吹出口や天井面吹出口として使用される。
- 吹出口とダクトの接続には、たわみ継手を使用する。
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この過去問の解説 (2件)
01
ダクト及びダクト附属品に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
シーリングディフューザー形吹出口は、複数枚のコーンで多層の空気が吹出されるため、非常に大きな誘引作用があり、大きな誘引作用によって吹出気流と室内空気が良く混合し、気流拡散も優れていることから、吹出空気速度を小さくできます。
正
問題文の内容通りです。
ユニバーサル形吹出口は、格子形吹出口とも言い、羽根を縦方向(V)、横方向(H)、縦横方向(VHやHV)に格子状に取付けたものです。
正
問題文の内容通りです。
ノズル形吹出口は、発生騒音が小さく、吹出風速を大きくできるため、到達距離が長く、行動や会議室のような大空間の空調に適しています。
誤
吹出口とダクトの接続には、フレキシブルダクトを使用する。
フレキシブルダクトは、ダクトと吹出口チャンバーとの接続に用います。または、防振性が必要な箇所に使用されます。
たわみ継手は、空調機や送風機などと、ダクトまたはチャンバーを接続するときに、振動の伝播防止のために使われます。
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02
ダクトとその関連部品に関する設問です。
正しいです。
吹出口の一種であるシーリングディフューザー(アネモ)は、
周辺の空気を引き込み、
吹出口の内部で混合させ、
混合した空気を室内へ拡散することで、
空調効果を引き上げます。
正しいです。
ユニバーサル型吹出口とは、
羽根の方向を調整することで、気流の方向を調整することができる吹出口の一種です。
したがって、前半は正しいです。
また、ユニバーサル型吹出口はアルファベットの組み合わせで機能を示します。
V:Vertical(垂直羽根)
H:Horizon(水平羽根)
ですので、後半も正しいです。
これらに、
S:Shutter(シャッター)
を組み合わせます。
垂直羽根、水平羽根、シャッターの全てがつくユニバーサル型吹出口はVHSといいます。
正しいです。
ノズル型吹出口は、壁、天井、機器からホース状のダクトが伸びている吹出口です。
ノズルでダクトを延伸することで、壁、天井、機器から離れた場所に送風したい場合に有効です。
高さがある天井や壁からの送風や工場の空調に利用する場合があります。
誤りです。
吹出口とダクトの接続にはフレキシブルダクトを使用します。
フレキシブルダクトはアルミの筒をじゃばら加工またはグラスウールの筒にピアノ線を巻いたダクトです。
吹出口付近の配管を施工しやすくするためによく使われます。
たわみ継手(キャンバス継手)は空調機自体とダクトを接続する場合に使用します。
たわみ継手とは、機器の振動や騒音をダクトに伝わらないようにするため、
フランジを除いて厚い布やゴムでできた継手です。
たわみ継手とフレキシブルダクトは柔らかい点が同じで類似していますが、
役割と作りが異なります。
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