2級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度（2023年）前期
問31 (ユニットD 問3)

抜取検査に関する問題です。

検査のうち、抜取検査の適否を問う設問です。

検査には抜取検査と全数検査があります。

設備工事については、以下の基準で判断します。

抜取検査：検査により設備が破壊される場合（温度ヒューズの作動、コンクリート強度など）、抜取検査で見つけられずにトラブルが生じても、影響が小さいと解される部分（支持間隔、風量試験、ねじ加工の精度など）

全数検査：検査により設備が破壊されず、かつ抜取検査で見つけられずにトラブルが生じれば影響が大きいと解される部分（液体の配管、貫通部処理、ボイラーなどの安全弁など）

以上より、抜取検査では足りず、全数検査を要するのは「埋設排水管の勾配」の肢です。

埋設排水管を含む液体の配管は、

勾配が足りないと詰まりや逆流の原因となるので、

系統ごとに設計図書記載の勾配を確保していることを確認します。