2級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度（2023年）後期
問30 (ユニットD 問2)

正

問題文内容通りです。

⑥から次の仕事Hが始めるためには、FとDの完了が必要です。

誤

クリティカルパスは1本で、その所要日数は16日である。

正

問題文内容通りです。

➀→③→④→⑤→⑥→⑦がクリティカルパスで、Dの作業でクリティカルパスが左右されることは無いため、D作業を2日短縮は、全体所要日数に影響しません。

正

問題文内容通りです。

GとFは、⑤までの作業が完了した時点で進めることができる作業のため、⑤→⑦が4日、⑤→⑥→⑦が6日ということから、G作業は2日の余裕があります。

正

「作業Hは、作業D及び作業Fが完了しないと開始できない。」
 

イベント6には、

2→6：作業D

5→6：作業F

の2経路が入ります。

イベント6が成立しないと6→7のHは開始できませんから、

HはDとFの両方が完了してはじめて着手可能

という関係になります。
よってこの記述は正しいです。

誤

「クリティカルパスは1本で、その所要日数は15日である。」

前進計算で各イベントの最早時刻を求めると、

1：　0日

2：　5日（1→2：5日）

3：　5日（1→3：4日だが、2→3ダミーのためB完了の5日に揃う）

4：　8日（3→4：3日）

5：　10日（4→5：2日）

6：　13日（5→6：3日）

7：　16日（6→7：3日）

となり、1→2→3→4→5→6→7 の所要日数は16日です。

クリティカルパスが1本であること自体は正しいものの、
工期が「15日」となっている点が誤りとなります。

正

「作業Dの作業日数を2日に短縮しても、全体の所要日数は変わらない。」
 

現状のイベント6への到着時刻は、

2→6（D）：5＋4＝9日

5→6（F）：10＋3＝13日

で、遅い方の13日が支配しています（F経由がクリティカル）。

ここでDを「4日→2日」に短縮しても、

2→6 は 5＋2＝7日

となるだけで、依然としてF経由の13日が支配します。

したがって、7の完了時刻は 13＋3＝16日 のままで、
全体工期は16日のまま変わりません。

正

「作業Gは、作業Fよりも2日遅く着手することができる。」
 

イベント5から7への経路を比較すると、

G経由：5→7（G）4日

F＋H経由：5→6→7 で 3日＋3日＝6日

となり、

Gの方が2日短い ＝ Gには2日の余裕（フロート）がある

と言えます。

そのため、Fを基準にすると

Gは2日遅れで着手しても全体完了時刻は変わらない

ため、この記述は適切です。