2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)後期
問52 (ユニットE 問4)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)後期 問52(ユニットE 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
  • 遠心送風機の吐出し口直近においてダクトを曲げる場合は、送風機の回転方向と逆方向とする。
  • 長辺が300mm以下の防火ダンパー本体の支持は、2点吊りとする。
  • 厨房の排気ダクトの防火ダンパーは、温度ヒューズの作動温度を72℃とする。
  • 風量測定口は、ダクトの長辺の寸法が300mmを超え700mm以下の場合、原則として、2個取り付ける。

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この過去問の解説 (1件)

01

適当でないものは、「遠心送風機の吐出し口直近においてダクトを曲げる場合は、送風機の回転方向と逆方向とする。」と、「厨房の排気ダクトの防火ダンパーは、温度ヒューズの作動温度を72℃とする。」です。
前者は、吐出し口近くの曲がりは送風機の回転方向と同じ向きにするのが基本だからです。後者は、厨房排気系の防火ダンパーを72℃とする扱いではなく、厨房系では120℃が用いられるためです。

選択肢1. 遠心送風機の吐出し口直近においてダクトを曲げる場合は、送風機の回転方向と逆方向とする。

これは適当ではありません。
遠心送風機の吐出し側では、風が回りながら出ていくため、近くでダクトを曲げるときは、その流れに逆らわない向きにすることが大切です。資料でも、吐出し口近くの曲がりは送風機の回転方向と同じ方向にするよう示されています。逆方向にすると、風の流れが乱れて、風量や効率が下がりやすくなります。

選択肢2. 長辺が300mm以下の防火ダンパー本体の支持は、2点吊りとする。

これは適切です。
標準図では、長方形の防火ダンパーは原則4本吊りですが、長辺が300mm以下の場合は2本吊りとされています。したがって、この記述は基準に合っています。

選択肢3. 厨房の排気ダクトの防火ダンパーは、温度ヒューズの作動温度を72℃とする。

これは適当ではありません。
公共建築工事標準仕様書では、防火ダンパーは建築基準法施行令や告示の定めによるとされ、排煙ダクトでは280℃とされています。さらに、ダンパーの仕様整理では、厨房等の火気使用室で排気温度が72℃を超える場合は120℃とされています。ですから、厨房の排気ダクトを72℃とする言い方は合っていません。

選択肢4. 風量測定口は、ダクトの長辺の寸法が300mmを超え700mm以下の場合、原則として、2個取り付ける。

これは適切です。
標準仕様書の表3.2.6では、風量測定口の取付け個数は、300mm以下は1個、300mmを超え700mm以下は2個、700mmを超えるものは3個とされています。したがって、この記述はそのまま合っています。

まとめ

この問題では、送風機まわりのダクトの曲げ方向と、防火ダンパーの温度ヒューズの考え方がポイントです。
特に覚えたいのは、遠心送風機の吐出し側の曲がりは回転方向と同じ向き長辺300mm以下の長方形防火ダンパーは2点吊り風量測定口は300mm超700mm以下で2個という点です。数字や向きをセットで覚えると、似た問題でも迷いにくくなります。

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