2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)後期
問35 (ユニットC 問7)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)後期 問35(ユニットC 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクトの施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • コーナーボルト工法ダクトは、アングルフランジ工法ダクトとダクトの寸法が同一の場合、薄い板厚としてよい。
  • 亜鉛鉄板製のスパイラルダクトは、一般的に、補強は不要である。
  • 厨房の排気に長方形ダクトを使用する場合、ダクトの角の継目が下面とならないように取り付ける。
  • ダクトに設けるリブ補強は、ダクトの変形や騒音及び振動の発生を防止するために設ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

適当でないものは、「コーナーボルト工法ダクトは、アングルフランジ工法ダクトとダクトの寸法が同一の場合、薄い板厚としてよい。」です。
この問題のポイントは、ダクトの板厚は工法だけで勝手に薄くできないことです。国土交通省の標準仕様書では、長方形ダクトはアングルフランジ工法ダクトとコーナーボルト工法ダクトに分かれていますが、板厚は長方形ダクトとして共通の表で決めます。いっぽう、スパイラルダクトの補強、厨房排気ダクトの継目の考え方、リブ補強の役目は、一般的な施工の考え方に合っています。

選択肢1. コーナーボルト工法ダクトは、アングルフランジ工法ダクトとダクトの寸法が同一の場合、薄い板厚としてよい。

これは適当ではありません。
標準仕様書では、長方形ダクトはアングルフランジ工法ダクトとコーナーボルト工法ダクトに分けていますが、コーナーボルト工法だけを理由に板厚を薄くしてよいとは書かれていません。板厚は、低圧ダクト・高圧ダクトごとの最小板厚表で決めます。つまり、同じ大きさだからといって、コーナーボルト工法のほうだけ薄くしてよい、とはいえません。

選択肢2. 亜鉛鉄板製のスパイラルダクトは、一般的に、補強は不要である。

これは適切です。
JIS A 4009では、円形スパイラルダクトには補強を行わなくてよいとされています。スパイラルダクトは丸い形で、しかもらせん状のつくりになっているため、長方形ダクトに比べて強さを保ちやすいからです。

選択肢3. 厨房の排気に長方形ダクトを使用する場合、ダクトの角の継目が下面とならないように取り付ける。

これは適切です。
厨房の排気ダクトは、油や水分を含みやすいため、通常のダクトより継目や継手のシールをていねいに行うことが求められます。また、厨房排気ダクトについては、排気用ダクトの継目のはぜを外部に出す考え方も示されています。こうしたことから、油や水がたまりやすい下面に角の継目を持ってこないようにするのは、施工上の自然な考え方です。

選択肢4. ダクトに設けるリブ補強は、ダクトの変形や騒音及び振動の発生を防止するために設ける。

これは適切です。
標準仕様書では、ダクトは騒音や振動が少なく、内外の差圧で変形しない構造とすることが求められています。そのうえで、保温をしないダクトで、幅または高さが450mmを超える場合には、補強リブによる補強を行うとされています。ですので、リブ補強はダクトの変形を防ぎ、結果として騒音や振動を起こしにくくするためのものと考えてよいです。

まとめ

この問題では、長方形ダクトの板厚は工法だけで変わらないことを押さえるのが大切です。
特に、コーナーボルト工法だから薄い板厚でよい、とはいえないという点が重要です。
あわせて、スパイラルダクトは一般に補強不要厨房排気ダクトは油や水分を意識して継目の向きに注意するリブ補強は変形や騒音・振動を防ぐために行う、という形で整理して覚えると、似た問題でも迷いにくくなります。

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02

ダクトの施工に関する記述のうち、適当でないものを選択する問題です。

選択肢1. コーナーボルト工法ダクトは、アングルフランジ工法ダクトとダクトの寸法が同一の場合、薄い板厚としてよい。

誤りです。よってこの選択肢が正解です。

コーナーボルト工法ダクトは、アングルフランジ工法ダクトとダクトの寸法が同一の場合、同じ板厚とします

選択肢2. 亜鉛鉄板製のスパイラルダクトは、一般的に、補強は不要である。

正しいです。

スパイラルダクトとは、亜鉛めっき鋼板などの帯鋼をらせん状に巻いて成形したダクトです。

このらせん状の構造によって高い強度を持つため、一般的に亜鉛鉄板製のスパイラルダクトには補強は不要です。

選択肢3. 厨房の排気に長方形ダクトを使用する場合、ダクトの角の継目が下面とならないように取り付ける。

正しいです。

厨房の排気に使用する長方形ダクトの継目を下面とすると、ダクトに溜まった油が隙間から落ちる恐れがあります。

そのため、ダクトは継目が上部や側面になるように設置します。

選択肢4. ダクトに設けるリブ補強は、ダクトの変形や騒音及び振動の発生を防止するために設ける。

正しいです。

ダクトのリブ補強とは、ダクト本体に波状の折りを入れる補強のことです。

振動の発生を防止し、変形や騒音を防ぐこともできます。

参考になった数1

03

ダクト施工では、強度・気密性・耐久性を確保するために、工法ごとの特徴や取り付け方法を正しく理解することが重要です。本問では、各記述が適切かどうかを確認します。  

選択肢1. コーナーボルト工法ダクトは、アングルフランジ工法ダクトとダクトの寸法が同一の場合、薄い板厚としてよい。

コーナーボルト工法ダクトは、アングルフランジ工法ダクトと同じ寸法の場合、板厚も同一とします。  薄くしてよいという記述は誤りです。従ってこの選択肢が正解です。  
 

選択肢2. 亜鉛鉄板製のスパイラルダクトは、一般的に、補強は不要である。

スパイラルダクトは円形で強度が高く、通常は補強を必要としません。記述は正しい内容です。

選択肢3. 厨房の排気に長方形ダクトを使用する場合、ダクトの角の継目が下面とならないように取り付ける。

油分が多い排気では、下面に継目があると漏れや汚れの原因となるため、継目を下面にしない施工が求められます。記述は正しいです。

選択肢4. ダクトに設けるリブ補強は、ダクトの変形や騒音及び振動の発生を防止するために設ける。

リブ補強は強度向上と変形防止、さらに振動・騒音低減のために設置されます。記述は適切です。正しいです。  
 

まとめ

ダクト工法ごとの強度特性や補強の目的、厨房排気ダクトの注意点など、施工品質に直結する基礎知識が重要です。特にコーナーボルト工法の板厚に関する理解は重要で、誤ると強度不足につながります。正しい施工知識を確実に身につけることが大切です。

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