2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)後期
問36 (ユニットC 問8)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)後期 問36(ユニットC 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

保温に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 防火区画を貫通する配管、ダクトの保温は、その貫通する部分をロックウール保温材で行う。
  • 保温の厚さは、保温材のみの厚さとし、補助材及び外装材の厚さは含まない。
  • シートタイプの合成樹脂製カバーは、パンチ加工部をジョイナーに差込んで固定する。
  • 排水管の屋外露出部は、原則として、保温を行わない。

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この過去問の解説 (3件)

01

適当でないものは、「シートタイプの合成樹脂製カバーは、パンチ加工部をジョイナーに差込んで固定する。」です。
理由は、パンチ加工部をジョイナーに差し込んで接合するのは、シートタイプではなく、ジャケットタイプの合成樹脂製カバー2だからです。シートタイプの合成樹脂製カバー1は、重ねた部分を両面テープで貼り合わせ、さらにカバー用ピンで押さえて取り付けます。

選択肢1. 防火区画を貫通する配管、ダクトの保温は、その貫通する部分をロックウール保温材で行う。

これは適切です。
給排水衛生設備では、防火区画を貫通する給水管、排水管及び給湯管の保温は、その貫通部分をロックウール保温材で行うとされています。ダクトについても、防火区画貫通部で保温を施す場合は、ロックウール保温材を使う扱いです。ですので、この記述は施工の考え方に合っています。

選択肢2. 保温の厚さは、保温材のみの厚さとし、補助材及び外装材の厚さは含まない。

これは適切です。
公共建築工事標準仕様書では、保温の厚さは、保温材主体の厚さとし、外装及び補助材の厚さは含まないとされています。つまり、厚さを考えるときは、外側のカバーなどは数えません。

選択肢3. シートタイプの合成樹脂製カバーは、パンチ加工部をジョイナーに差込んで固定する。

これは適当ではありません。
標準仕様書では、合成樹脂製カバー1がシートタイプ合成樹脂製カバー2がジャケットタイプとされています。
そして、シートタイプの合成樹脂製カバー1は、重ね幅をとって両面テープで貼り合わせ、カバー用ピンで押さえる方法です。いっぽう、差込みジョイナーにボタンパンチを差し込んで接合するのは、ジャケットタイプの合成樹脂製カバー2です。
そのため、この選択肢はタイプの取り違えがあります。

選択肢4. 排水管の屋外露出部は、原則として、保温を行わない。

これは適切です。
給排水衛生設備工事の保温の表では、排水管の屋外露出部は保温の欄が空欄になっています。また、空欄部分で保温を行う場合は、特記するとされています。つまり、排水管の屋外露出部は、ふつうは保温しない扱いです。

まとめ

この問題では、合成樹脂製カバーの種類ごとの取付方法を分けて覚えているかがポイントです。
特に、シートタイプは両面テープとピンで押さえるジャケットタイプは差込みジョイナーとボタンパンチで接合する、という違いが大切です。
あわせて、保温の厚さは保温材そのものの厚さで考えること、排水管の屋外露出部は原則として保温しないことも、よく出る基本事項です。似た問題では、名前が少し似ていても、どの種類の材料にどの施工方法を使うのかを落ち着いて見分けることが大切です。

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02

保温に関する記述のうち、適当でないものを選択する問題です。

選択肢1. 防火区画を貫通する配管、ダクトの保温は、その貫通する部分をロックウール保温材で行う。

正しいです。

選択肢の説明のとおりです。

建築基準法第112条(防火区画)に定められているように、防火区画を貫通する部分は不燃材料で埋めます

そのため、貫通する配管やダクトの保温には、不燃材料であるロックウール保温材を用います。

選択肢2. 保温の厚さは、保温材のみの厚さとし、補助材及び外装材の厚さは含まない。

正しいです。

選択肢の説明のとおりです。

保温の厚さは保温材のみの厚さとします。

補助材及び外装材は断熱性能に関係がないとされているためです。

選択肢3. シートタイプの合成樹脂製カバーは、パンチ加工部をジョイナーに差込んで固定する。

誤りです。よってこの選択肢が正解です。

合成樹脂製カバーには1(主として屋外用)と2(主として屋内用)があります。

シートタイプの合成樹脂製カバーは1に当たり、固定方法は専用接着剤や専用樹脂ピンです。

パンチ加工部をジョイナーに差込んで固定するのは、ジャケットタイプと呼ばれる2です。

選択肢4. 排水管の屋外露出部は、原則として、保温を行わない。

正しいです。

選択肢の説明のとおりです。

水で満たされている給水管と違い排水管は凍結の可能性が低いこと、保温材が雨風や紫外線で劣化すること、保温材が雨水を含むことで配管の劣化を促進すること、等がその理由です。

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03

保温工事では、材料の特性や取り付け方法、防火区画での処理など、正しい施工知識が求められます。本問では、保温に関する各記述の正誤を確認します。  
 

選択肢1. 防火区画を貫通する配管、ダクトの保温は、その貫通する部分をロックウール保温材で行う。

防火区画を貫通する部分は不燃材での処理が必要であり、ロックウールは不燃材として適切です。記述は正しいです。 

選択肢2. 保温の厚さは、保温材のみの厚さとし、補助材及び外装材の厚さは含まない。

保温厚さは保温材そのものの厚さを指し、外装材や補助材は含めません。一般的な定義として正しいです。

選択肢3. シートタイプの合成樹脂製カバーは、パンチ加工部をジョイナーに差込んで固定する。

シートタイプの樹脂カバーは、通常テープや接着剤で固定し、ジョイナーに差し込む方式ではありません。記述は誤りです。従ってこの選択肢が正解です。  
 

選択肢4. 排水管の屋外露出部は、原則として、保温を行わない。

排水管の屋外露出部は原則として保温しないという表現は適切です。正しいです。 

まとめ

防火区画での不燃材使用、保温厚さの定義、カバー固定方法、排水管の保温要否など、保温工事の基本知識がポイントです。特に誤りやすい固定方法や屋外配管の扱いを正しく理解することで、施工品質と安全性の向上につながります。

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