2級管工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)後期
問38 (ユニットC 問10)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年)後期 問38(ユニットC 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

異種管の接合に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 配管用炭素鋼鋼管と銅管の接合は、絶縁フランジ接合等とする。
  • 配管用炭素鋼鋼管と硬質塩化ビニル管の接合は、バルブ用ソケット等を用いて接合する。
  • ステンレス鋼管と銅管の接合は、フレア接合等とする。
  • ステンレス鋼管と配管用炭素鋼鋼管の接合は、絶縁フランジ接合等とする。

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この過去問の解説 (3件)

01

適当でないものは、「ステンレス鋼管―――銅管―――フレア接合等とする。」です。
異種管の接合では、材料どうしの相性実際に使う継手の種類を見分けることが大切です。
国土交通省の標準仕様書では、鋼管と銅管鋼管とステンレス鋼管絶縁フランジ接合とされています。また、ステンレス配管の技術資料では、ステンレス鋼管と銅管の接合例はフランジ接合ユニオン接合で示されており、フレア接合をこの組合せの代表として答えるのは適切ではありません。

選択肢1. 配管用炭素鋼鋼管と銅管の接合は、絶縁フランジ接合等とする。

これは適切です。
国土交通省の公共建築工事標準仕様書では、鋼管とステンレス鋼管又は銅管と鋼管を接合する場合は、絶縁フランジ接合とすると定められています。
これは、金属の組合せによって腐食が起こりやすくなるのを防ぐためです。鋼管と銅管をそのままつなぐのではなく、絶縁してつなぐのがポイントです。

選択肢2. 配管用炭素鋼鋼管と硬質塩化ビニル管の接合は、バルブ用ソケット等を用いて接合する。

これは適切です。
バルブ用ソケットは、硬質塩化ビニル管側を接着し、反対側はねじで接続できる継手です。クボタケミックスの製品情報でも、TSバルブソケットは水道用硬質塩化ビニル管継手で、建築設備の給水管に使う継手とされています。
また、ステンレス鋼管と硬質塩化ビニル管の接合でも、ステンレス協会の資料ではアダプタとバルブソケットを使用するとされており、異種材をつなぐ方法としてバルブ用ソケットを使う考え方は自然です。鋼管と硬質塩化ビニル管でも、こうした継手を使う組合せは妥当です。

選択肢3. ステンレス鋼管と銅管の接合は、フレア接合等とする。

これは適当ではありません。
ベンカンの技術資料では、ステンレス鋼鋼管と銅管・銅合金は直接接合が可能とされており、電位が近いので、鋼管との接合のような絶縁が必ず必要という組合せではありません。 
そのうえで、ステンレス協会の施工編では、銅管とのフランジ接合銅管とのユニオン接合が接合例として示されています。つまり、この組合せで代表的に押さえるべきなのはフランジ接合やユニオン接合であり、フレア接合を答えるのは合っていません。

選択肢4. ステンレス鋼管と配管用炭素鋼鋼管の接合は、絶縁フランジ接合等とする。

これは適切です。
国土交通省の公共建築工事標準仕様書では、鋼管とステンレス鋼管を接合する場合は絶縁フランジ接合とされています。
さらに、公共建築設備工事標準図でも、ステンレス鋼管又は銅管と鋼管の接続として、絶縁処置の例が示されています。したがって、この記述はそのまま標準的な考え方に合っています。

まとめ

この問題では、どの組合せで絶縁が必要かと、どんな継手が代表的かを整理して覚えることが大切です。
特に、鋼管と銅管鋼管とステンレス鋼管絶縁フランジ接合を押さえるのが重要です。
いっぽう、ステンレス鋼管と銅管は相性が近く、接合例としてはフランジ接合ユニオン接合が示されています。ここをフレア接合と覚えてしまうと間違えやすいです。
また、硬質塩化ビニル管との接合では、バルブ用ソケットのような継手を使う考え方もあわせて覚えておくと、似た問題に対応しやすくなります。

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02

異種管の接合に関する記述のうち、適当でないものを選択する問題です。

 

異種管を接合するときには、材質の違いによる腐食漏水に注意が必要です。

特に、異種の金属管同士の接続では、電食(イオン化傾向の差によって発生する腐食)を防ぐために、絶縁等が重要になってきます。

選択肢1. 配管用炭素鋼鋼管と銅管の接合は、絶縁フランジ接合等とする。

正しいです。

配管用炭素鋼鋼管と銅管の接合では、絶縁フランジ接合が最も一般的です。

選択肢2. 配管用炭素鋼鋼管と硬質塩化ビニル管の接合は、バルブ用ソケット等を用いて接合する。

正しいです。

配管用炭素鋼鋼管と硬質塩化ビニル管の接合では、バルブ用ソケット等を用いて接合します。

選択肢3. ステンレス鋼管と銅管の接合は、フレア接合等とする。

誤りです。よってこの選択肢が正解です。

フレア接合とは、管の端をラッパ上に広げてフレアナットで締め付けて接続する方法です。

ステンレス鋼管と銅管はイオン化傾向に大きな差がないため電食は起こりにくく、絶縁処理のない直接接合が可能です。

しかし、ステンレス鋼管と銅管は硬さに大きな差があることにより密着させることが難しく、フレア接合で接合をすると漏水の原因になり得ます。

よって、ステンレス鋼管と銅管にはフレア接合は向きません。

選択肢4. ステンレス鋼管と配管用炭素鋼鋼管の接合は、絶縁フランジ接合等とする。

正しいです。

ステンレス鋼管と配管用炭素鋼鋼管の接合は電食が起こりやすいため、絶縁フランジ接合が一般的です。

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03

異種金属管どうしを直接接合すると、電食や腐食の原因となるため、絶縁継手や適切な継手方式を選ぶことが重要です。本問は、その代表的な組合せと接合方法の妥当性を問う問題です。
 

選択肢1. 配管用炭素鋼鋼管と銅管の接合は、絶縁フランジ接合等とする。

配管用炭素鋼鋼管と銅管の接合を絶縁フランジ接合等とするのは、異種金属接触による電食を防ぐ考え方として適切です。絶縁継手や絶縁ユニオンなども同様の目的で用いられます。正しいです。

選択肢2. 配管用炭素鋼鋼管と硬質塩化ビニル管の接合は、バルブ用ソケット等を用いて接合する。

配管用炭素鋼鋼管と硬質塩化ビニル管の接合では、ねじ込み式のバルブ用ソケット等を介して接続する方法が一般的で、金属管側と塩ビ管側の継手を組み合わせて用います。記述として妥当な内容です。正しいです。

選択肢3. ステンレス鋼管と銅管の接合は、フレア接合等とする。

ステンレス鋼管と銅管をフレア接合等で直接接合すると、異種金属が接触し電食の危険があるため、絶縁継手などを用いるべきであり、この記述は不適当です。従ってこの選択肢が正解です。

選択肢4. ステンレス鋼管と配管用炭素鋼鋼管の接合は、絶縁フランジ接合等とする。

ステンレス鋼管と配管用炭素鋼鋼管の接合を絶縁フランジ接合等とするのは、異種金属接触を避ける観点から妥当であり、腐食防止の考え方として適切な記述です。正しいです。

まとめ

異種管接合では、電食や腐食を防ぐために絶縁継手や適切な継手方式を選定することが重要です。本問では、ステンレス鋼管と銅管をフレア接合とする記述が不適当であり、絶縁を考慮した接合方法が求められる点を理解することがポイントです。
 

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