2級管工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)前期
問11 (空調衛生設備 問5)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年)前期 問11(空調衛生設備 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

温水暖房における膨張タンクに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 密閉式膨張タンクを用いる場合は、配管系が異常に圧力上昇することを防止するために安全弁を設ける。
  • 開放式膨張タンクは、配管系のエア抜きとしても利用できる。
  • 密閉式膨張タンクは、開放式膨張タンクに比べ、設置場所の制限が少ない。
  • 開放式膨張タンクにボイラーの逃がし管を接続する場合は、その途中に保守用の仕切弁を設ける。

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この過去問の解説 (1件)

01

適当でないものは「開放式膨張タンクにボイラーの逃がし管を接続する場合は、その途中に保守用の仕切弁を設ける。」です。

温水暖房では、水が温度上昇すると膨張するため、その体積の増加分を膨張タンクで受け止めます。

膨張タンクには、配管と直接つながって大気に開放されている「開放式」と、内部を密閉して圧力で調整する「密閉式」があります。安全性を確保するため、それぞれの特徴を理解することが重要です。

選択肢1. 密閉式膨張タンクを用いる場合は、配管系が異常に圧力上昇することを防止するために安全弁を設ける。

密閉式膨張タンクは、配管内を密閉した状態で使用します。

温水が膨張したときに、膨張タンクで圧力変化を吸収しますが、何らかの原因で圧力が高くなりすぎる場合があります。

そのため、異常な圧力上昇を防ぐために安全弁を設けます。

したがって、この記述は適当です。

選択肢2. 開放式膨張タンクは、配管系のエア抜きとしても利用できる。

開放式膨張タンクは、大気に開放された構造になっています。

配管内にたまった空気は上部へ移動する性質があるため、膨張タンクを利用して空気を抜くことができます。

そのため、開放式膨張タンクはエア抜きの役割も持ちます。

したがって、この記述は適当です。

選択肢3. 密閉式膨張タンクは、開放式膨張タンクに比べ、設置場所の制限が少ない。

開放式膨張タンクは、大気に開放する必要があるため、配管系の最も高い位置に設置することが一般的です。

一方、密閉式膨張タンクは設置位置の自由度が高く、屋上など高い場所に設置する必要がありません。

そのため、密閉式膨張タンクは開放式より設置場所の制限が少なくなります。

したがって、この記述は適当です。

選択肢4. 開放式膨張タンクにボイラーの逃がし管を接続する場合は、その途中に保守用の仕切弁を設ける。

ボイラーの逃がし管は、異常時に蒸気や温水を安全な場所へ逃がすための配管です。

この配管途中に仕切弁を設けると、誤って閉じられた場合に逃がし管の機能が失われ、圧力上昇による危険が生じます。

そのため、逃がし管には途中に閉止できる仕切弁を設けてはいけません。

したがって、この記述は適当ではありません。

まとめ

温水暖房では、温度変化による水の膨張を処理するために膨張タンクを使用します。

密閉式膨張タンクでは安全弁を設け、開放式膨張タンクではエア抜きの役割も持ちます。

また、密閉式は設置場所の自由度が高いという特徴があります。

一方、ボイラーの逃がし管には、途中に仕切弁を設けてはいけません。

仕切弁を閉じると、安全装置として機能しなくなるおそれがあるためです。

したがって、「開放式膨張タンクにボイラーの逃がし管を接続する場合は、その途中に保守用の仕切弁を設ける。」という記述が適当ではありません。

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