2級管工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)前期
問38 (施工管理技術 問10)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年)前期 問38(施工管理技術 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

風量調整に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ダクト内の風量測定は、一般的に、多点風速測定法で行う。
  • ダクト系の風量調整は、吹出口・吸込口のシャッター、分岐部等の風量調整ダンパーを全閉にしてから行う。
  • シーリングディフューザーは、吹出気流の拡散が大きいため、一般的に、フード付の風量計を用いて測定する。
  • 風量測定に使用する風速計は、熱線風速計、ピトー管等を用いる。

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この過去問の解説 (1件)

01

適当でないのは、「ダクト系の風量調整は、吹出口・吸込口のシャッター、分岐部等の風量調整ダンパーを全閉にしてから行う」です。

ダクト系の風量を調整するときは、吹出口や吸込口のシャッター、風量調整ダンパーなどを【全開にした状態から調整】します。

全閉にしてから調整するのではないため、この記述が不適切です。

選択肢1. ダクト内の風量測定は、一般的に、多点風速測定法で行う。

適当な記述です。

ダクトの中では、場所によって空気の速さが同じとは限りません。そのため、1か所だけでなく、ダクトの断面の複数の場所で風速を測定します。

この方法を【多点風速測定法】といいます。

複数の測定値から平均風速を求め、ダクトの断面積を使って風量を求めます。

選択肢2. ダクト系の風量調整は、吹出口・吸込口のシャッター、分岐部等の風量調整ダンパーを全閉にしてから行う。

適当でない記述です。

ダクト系の風量調整では、吹出口や吸込口のシャッター、分岐部などの風量調整ダンパーを【全開にした状態から】調整を始めます。

各場所の風量を測定しながら、必要な部分を徐々に絞って、設計された風量になるように調整します。

したがって、「全閉にしてから行う」という部分が誤りです。

選択肢3. シーリングディフューザーは、吹出気流の拡散が大きいため、一般的に、フード付の風量計を用いて測定する。

適当な記述です。

シーリングディフューザーは、天井に設置され、空気を広い範囲へ拡散させる吹出口です。

吹き出した空気が広い方向へ流れるため、1か所の風速を測るだけでは正確な風量を求めにくくなります。

そこで、吹出口をフードで覆って空気を集める【フード付の風量計】を使って測定します。

選択肢4. 風量測定に使用する風速計は、熱線風速計、ピトー管等を用いる。

適当な記述です。

【熱線風速計】は、空気の流れによって熱線が冷やされる程度を利用して風速を測るものです。

【ピトー管】は、空気の流れによって生じる圧力の差を利用して風速を求めるものです。

どちらも、ダクト内などの風速を測定するために使用されます。

まとめ

この問題では、風量の測定方法と風量調整の手順を区別して覚えることが大切です。

ダクト内の風量測定には【多点風速測定法】が一般的に使われ、風速の測定には熱線風速計やピトー管などを使用します。

また、空気が広く拡散するシーリングディフューザーでは、フード付の風量計を使って風量を測定します。

特に覚えておきたいのは、ダクト系の風量調整は【全閉からではなく、全開の状態から始める】という点です。

「送風機を起動するとき」と「ダクト系の風量を調整するとき」では、ダンパーの扱いを混同しやすいため注意しましょう。

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