2級管工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)前期
問49 (施工管理法基礎能力 問1)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年)前期 問49(施工管理法基礎能力 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
  • 工程表作成時に考慮すべき事項としては、土日祝祭日の作業制限、試運転調整の期間等がある。
  • バーチャート工程表は、ネットワーク工程表に比べて各作業の順序関係が明確である。
  • ネットワーク工程表は、工事途中での計画変更に対処しやすい。
  • ガントチャート工程表は、全体進行度の把握に適している。

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この過去問の解説 (1件)

01

適当でないものは、「バーチャート工程表は、ネットワーク工程表に比べて各作業の順序関係が明確である」と「ガントチャート工程表は、全体進行度の把握に適している」の2つです。

各工程表には、それぞれ得意なことがあります。

バーチャート工程表は、各作業をいつ行うのかが分かりやすい工程表です。一方、ネットワーク工程表は、作業どうしのつながりや順序関係を把握するのに適しています。

また、ガントチャート工程表は、各作業の達成度を把握するのには適していますが、工事全体の進行度を把握するのには適していません。

選択肢1. 工程表作成時に考慮すべき事項としては、土日祝祭日の作業制限、試運転調整の期間等がある。

適当な記述です。

工程表を作るときは、単純に作業に必要な日数だけを並べればよいわけではありません。

土曜日・日曜日・祝日などに作業できない場合や、設備工事が完成したあとの試運転・調整に必要な期間なども考えて、実際に実行できる工程を組む必要があります。

そのため、休日の作業制限や試運転調整の期間も、工程表を作成するときに考慮する事項となります。

選択肢2. バーチャート工程表は、ネットワーク工程表に比べて各作業の順序関係が明確である。

適当でない記述です。

バーチャート工程表は、横軸を時間として、各作業の開始から終了までを棒状に表します。そのため、各作業をいつ行うのかは分かりやすいという特徴があります。

しかし、どの作業が終わってから次の作業を始めるのかなど、作業どうしのつながりは分かりにくいという欠点があります。

これに対して、ネットワーク工程表は、作業どうしの関係をつないで表すため、各作業の順序関係を明確に把握できます。

したがって、記述はバーチャートとネットワーク工程表の特徴が逆になっています。

選択肢3. ネットワーク工程表は、工事途中での計画変更に対処しやすい。

適当な記述です。

ネットワーク工程表では、各作業の前後関係や、工期に大きく影響する作業を把握できます。

そのため、ある作業が遅れたり、途中で計画を変更したりした場合でも、その変更がほかの作業や工期にどのような影響を与えるかを確認しやすいという特徴があります。

このため、工事途中での計画変更にも対処しやすい工程表です。

選択肢4. ガントチャート工程表は、全体進行度の把握に適している。

適当でない記述です。

施工管理で用いられるガントチャート工程表は、横軸に各作業の達成度を取り、それぞれの作業がどの程度まで進んでいるかを表すのに適しています。

しかし、各作業の日程や作業どうしの関係が明確ではないため、工事全体の進行度を把握するのには適していません。

つまり、各作業の達成度は分かりやすいものの、工事全体が予定に対してどこまで進んでいるかを判断するには不向きです。

まとめ

この問題では、工程表ごとの特徴を整理して覚えることが大切です。

バーチャート工程表は、作業の日程や施工時期を把握しやすい工程表ですが、作業どうしの順序関係は分かりにくいという特徴があります。

ネットワーク工程表は、作業の順序関係が明確で、工事途中の計画変更や遅れの影響を検討しやすい工程表です。

ガントチャート工程表は、各作業の達成度を把握するのには適していますが、工事全体の進行度を把握するのには適していません。

特に、作業の順序関係に強いのはネットワーク工程表、各作業の達成度を見るのがガントチャート工程表と区別して覚えておくと判断しやすくなります。

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